マイクロエンドによる正確で精密な根管治療

マイクロスコープ診療

マイクロスコープとは、歯科用顕微鏡のことで、肉眼と比較して約20倍程度まで視野を拡大することができる最新医療機器です。

お口の中の治療に際しては、より細かな組織を適切に捉えて処置することが求められますので、拡大鏡レベルの視野確保ではどうしても治療精度に限界が出てきます。

マイクロスコープを使用することで、暗いお口の中での微妙な歯の色の変化や歯面のヒビ、一本一本の歯の形状や神経部分の根管把握など、全てクリアに捉えることが可能となり、飛躍的に治療精度が上がっていきます。

マイクロスコープ

肉眼で見えない部分まで治療するマイクロエンド

根管治療は細かい作業をするケースが非常に多い歯科治療です。

このような時、マイクロスコープを使うと肉眼の3倍から20倍程度に拡大して診ることが出来るため、より正確でより精密に、そして安全に質の高い治療を行うことが出来ます。

写真の1,000円札はマイクロスコープを使用して拡大した状態です。マイクロスコープを使用すると肉眼で確認できない凹凸なども確認しながら治療が可能になります。

歯科治療でもマイクロスコープを使用することで、患者様に質の高い治療をご提供できるので、当院では積極的にマイクロエンドをおこなっております。

マイクロスコープの拡大

マイクロエンドに適している方

マイクロエンド(マイクロスコープを使用した根管治療)が適している患者様は主に下記のような方にはマイクロエンドが適しています。

  • 他医院で抜歯を勧められた方
  • 歯の寿命を延ばしたい方
  • 被せ物にセラミックスを御希望の方
  • 根管治療を受けたが症状が改善しない方

日本と海外の根管治療の成功率の差

根管治療

東京医科歯科大学が調べたデータに「根管処置歯における根尖部X洗透過像の発現率 調査期間:2005年9月~2006年12月」というものがあります。これは根管治療を終えた後の歯が、どのくらいの割合で歯根の先に膿を持っているかという調査をしました。歯根の先に膿を持っているということは根管治療が失敗したということを表します。

その調査の結果、日本の根管治療の失敗率は50~70%であったという事実が分かりました。すなわち日本の根管治療の成功率は30~50%しかないと言わざるを得ない状況です。

一方、海外の学会での根管治療のデータでは成功率が70%~90%となっており、日本の成功率と大きくかけ離れたデータとなっています。

では、なぜこのようなことが起こるのか?

日本の保険診療の根管治療では様々な制約により海外の治療で使われている器具などが使えないという事が挙げられると考えられます。海外ではマイクロスコープやファイルの素材などの使用が常識になっているが、日本では根管治療に重要な機材や素材が保険適用されないという点が挙げられます。

当院ではマイクロスコープを使用したマイクロエンドをおこなっておりますので、他院で抜歯を宣告されたけど、どうしても歯を残したい方が一度ご相談下さい。ご自身の歯を残せるチャンスがあるかもしれません。

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